パース定規のメモ(3D素材使用)
イラストを描くときに便利なパース定規を3D素材から作る方法です!!
パース定規のやり方がよく分からなくて今まで使ってこなかったのですが3D素材から作れることを最近知ったので試してみようと思います
建物・部屋などの背景を描くときに使えると思います🎶
▽▼▽以下メモ▽▼▽
使用ソフト:CLIP STUDIO PAINT
今回はこのイラストにパース定規を活用して背景を足していきます
①イラストを用意したら素材[3D]を選択します
<をクリックでも同じことができます
どちらでも大丈夫です
②①の後3D素材が表示されるので適当に選びます(今回は立方体にしてみました)
※<の場合は先に∨すべての素材の中にある∨3Dを選択します
③選んだ3D素材をドラッグ&ドロップでイラストに入れます
④③のままではイラストのサイズに対して3D素材が大きすぎたので小さくします
ツールプロパティ[オブジェクト] 3Dプリミティブの中にあるオブジェクトスケールが100になっているのでより小さい数字にします
白いバーか数字の横にある矢印で大きさを調整できます
数字を直接打ち込むこともできますがここでは3D素材の大きさの変化を見ながら調整できる上二つの方法がおすすめです!
オブジェクトスケールが見当たらない場合は3Dプリミティブのすぐ下が+のマークになっていると思われるのでクリックして-のマークになるようにしましょう
別の方法としてルートマニピュレータを使う方法もあります
3D素材をクリックすると下の方に出てくるのがルートマニピュレータです
上記の画像に示されている②(グレーのリング)を選択ドラッグして大きさ調整ができます
内側:小さくなる 外側:大きくなる
選択するとオレンジ色になります
分かりやすいですね!
⑤3D素材を移動させて高さを決めます
このときアオリやフカンなど自分のイラストを見つつ高さを決めるといいと思います!
ツールプロパティ[オブジェクト] 3Dプリミティブの中にある位置の数字を調整します
xyzをそれぞれ+20ずつにしてみました
3枚の画像を見ると x:横 y:縦 z:奥行 に移動しているのがわかります
今回は高さだけを動かしてみようと思うのでyの数字を調整します
高さも大きさ同様ルートマニピュレータで調整できます
少しわかりにくいですが画像にある黄緑色の矢印を動かすことで3D素材を移動させることができます
⑥3D素材の位置を決めたら新規ラスターレイヤーを選択して背景レイヤーを作成します
⑦3D素材のレイヤーにある定規を選択して背景レイヤーにドラッグ&ドロップします
※このとき定規を選択すると黒い枠で囲まれます
⑧3D素材に使われていたパース定規が背景レイヤーに表示されました
これでパース定規を使いながら背景を描いていくことができますね!
直線など簡単に描くことができとても便利ですね!
後は塗りレイヤーを作成して背景を塗って完成なのですがこのままだと塗りレイヤーにもパース定規が反映されてしまうので背景の線画レイヤーだけに定規が表示されるようにします
⑨背景の線画レイヤーを選択し定規の表示範囲を設定をクリックします
⑩✓が同一フォルダー内で表示になっていると思うのでその下にある編集対象のときのみ表示に✓します
これで背景の線画レイヤーを選択したときのみパース定規が表示されるようになります!
こんな風に塗りレイヤーにパース定規がないのでいつも通り塗ることができます
塗ってみました!
3D素材を使用したパース定規の作成方法はこれで終わりです
▶おまけ
パース定規の表示・非表示
パース定規を選択→右クリック→定規を表示でもできますがパース定規を選択→Shiftキー+左クリックが楽だと思うので覚えておくといいと思います!
以上がパース定規(3D素材使用)のメモとなります
3D素材を使用したパース定規の作成がとても簡単で驚きました
モノがあることで簡単かつ直感的に操作できるところが魅力的ですね!!
パース定規はやはりとても便利なものだと思ったのでこれを機に定規作成の方にもまた挑戦してみようと思います
これからもCLIP STUDIO PAINTの便利な機能を紹介していこうと思うのでよろしくお願いします!!
九月旦